2013年8月4日日曜日

04.01富士登山の装備   靴、靴下、スパッツ

スニーカーでもいけるという話もよく聞くが、やはり、ある程度のトレッキングシューズはあった方がいいと思う。履き心地感は長時間の歩行を大きく左右する。足が痛くては、長時間歩行はできない。富士登山道は溶岩系の砂利道や岩場で、その砂利や岩がひとつひとつがとげとげしい。。下山時も結構な急こう配の砂利道なので、一足ごとに体重を体感し、また砂利で滑るということがある。以下に靴選びの時気にした点を掲げておく。

  • 靴底は滑りにくく、厚さとクッション性のあるものを。じゃりのごつごつが直接伝わらないほうが、足への負担がかからない。もちろん、靴底がはがれるなどもってのほかだ。
  • 足首を保護するために、また、砂利の多い富士登山道の砂利が靴に入り込まないように、足首までカバーする高さの靴を推奨されるケースが多い。確かに、富士山の登山の過程は、いろいろな場面があるので、そのようなお勧めは理解できる。私は、完全にカバーするものではないが高めのものを購入した。
  • 靴ひもの結び方は、登山時と下山時とは変えることも重要。登山時は、さまざまな場面を考え足首を動きやすくするために足首部分以上はゆるめにする。そして下山時は体重が下にかかり足指が詰まって負担がかかるので、特に足の甲の部分から足首の根元までの部分をきつくしばり、靴に対して足が前につまらないように配慮する。
  • 靴の選定にあたっては、よく自分の足の特徴をよく知っておきたい。特に、足の幅。日本人は欧米人より幅が広い人が多いそうだ。2Eとか幅の広い3Eとかの言い方があり、日本人は3Eの人が多いという。この時二つの方法があると感じている。ひとつは、自分の靴のサイズ+1サイズアップで3Eを選び厚手の靴下を1履く、もうひとつは、幅は2E2サイズアップ(1cm程度大きい靴を履いて靴下を二枚履く。
  • 靴下は、登山用の厚手のものをはいた方がよく、それが靴選びにも影響する。素材はウールまたは化繊。足も汗をかいたり、雨も考えられるので、吸水性が低く、クッション性の高いものがいい。化繊のほうが安い。私は今回後者として、1枚は通常の綿の少し厚めの靴下をはいて、化繊の登山用靴下をその上から履いた。
  • 靴を初めて使用する前、そして毎回の登山前に、防水スプレーを振っておくこと。これにより、靴の寿命が延びる。帰ってきてからの靴の掃除もしやすい。雨や泥水につかることがなければ、帰ってからのメンテナンスは濡れ布巾で拭くだけできれいになる。
  • 靴は1月前くらいには調達し、時々履いて、足に慣らしておくこと。
  



    
【スパッツ】
富士山下山時にあるといいものが、スパッツ。靴から足首、ふくらはぎを覆うもの。下山時の砂利敷きは延々とつづく。砂利が、靴の中にはいると、不快なだけでなくそれをとりだすための動きが加わる。ただでさえきつい登山の疲れに余計だ動作は避けたい。これも、GORETEXなどの耐久、防水、透湿、ファッション性に優れた高機能素材が売られているが高価。登山を趣味とするならばそのようなものを調達しておくほうがいい。が、今後、何度も、このような体験をするか、わからない人にとっては、無用の長物。1回きりでいいと割り切って、単純に、足首を保護するだけのものもある。おしゃれではない。

  

【ステッキ】
ステッキもある方がいい。登山や下山時の体重を支えたり、あるいは、転倒防止に良い。急こう配の岩場などでは邪魔になることもあるので、短縮してしまえるものが機能的にはいいと思う。2本の方が良いという記事をみかけるが、1本でもかなり楽だ。上手にリズムを以って使いこなせるなら2本に勝るものはないだろうが、とりあえずということであれば、1本でも用意した方がいいと思う。
ステッキは、ネットで格安のものあるが、以下のものは、強度、ショックアブソーバーなど実用上全く問題なかった。
しまう時のために、カバーもあったほうがいい。
  

5合目のお土産屋さんで杖を購入できる。この杖には、途中の山小屋や頂上でで焼印を押せるようになっており、記念になるもの。機能性より、旅の記念を重視するならばこれがいいだろう。



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